「お手伝い」って、言わないで

 「お手伝い」という言葉のもつ「補助的」なイメージは、いつも主役でいたいこどもにとって、うれしい響きではないように、感じています。

 こどもは、いつだって、主人公。脇役では、張り切ることができないようです。お手伝いではなく、仕事としてやってもらう。家族は、その仕事をありがたいと感謝する。そうすると、こどもは、もっと喜んでもらいたくて、意欲的にがんばる。仕事の上達をいっしょに喜び、こどもは、家族の一員として役に立っている自分に誇りをもてるようになります。

 お手伝いの初めは、よけいに散らかってしまうことも多いもの。それは、想定範囲内と笑顔で迎えたいもの。初めから上手にできるはずは、ないのだから。やる気をもってやろうとしている気持ちだけでも、うれしいと思いたい。いっしょに家事を親子でできる時間を楽しめること自体に感謝してみては、どうでしょう。

 あくまで、こどもの目線で見て、考えてあげたいものです。周りの大人は、心から「助かったわ」「ありがとう」と声をかけて、その気持ちをこどもは、受け取ってほしい。そういう気持ちの循環が、こどもの成長の栄養になるのではないでしょうか。

 また、大人(母親に限らず、父親も)が、掃除や料理、洗濯などの家事を楽しんでいることも大切なことだと感じています。「楽しそうなこと」=「こどももしたいこと」ですから。スマホ、リモコンを幼児が触りたがるのは、大人たちが使っているシーンをよく目にするからです。リモコンの取り合いではなく、家事を取り合いするような親子になれたら、素敵ですね。

Private Infant Education

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